2021年4月1日付けで、地方独立行政法人天王寺動物園の園長に就任しました向井猛でございます。
私は、札幌市職員として、円山動物園では、通算18年間勤務しておりました。若い頃は、飼育職員としてエランドやマレーバク、ネコ科の猛獣類などの飼育担当の経験があり、なおかつ、臨床獣医師としても働いておりました。
その他、動物愛護管理行政では、札幌市動物管理センターにおいて、所長として4年間の勤務経験の中で、「札幌市動物の愛護及び管理に関する条例」を制定し、野生鳥獣保護管理行政では、ヒグマとの共生を目指した「さっぽろヒグマ基本計画」を策定しております。こういった動物行政における経験も活かしながら、市民の皆さまの声に十分耳を傾けつつ、努力していく所存です。
ぜひ、天王寺動物園の動物たちに会いに来ていただき、地球環境や生物多様性について考えるきっかけにしていただければ幸いです。
昨年11月、天王寺動物園ではホッキョクグマのホウちゃんが生まれました。とても愛くるしいホッキョクグマの親子の姿を、ぜひご覧になってください!
そのような中、老朽化したホッキョクグマ舎は、リニューアルのため、今年度から設計業務に着手し、2025年にオープンできるように整備してまいります。動物福祉に配慮しながら、皆さまがわくわくするような魅力的な施設展開に尽力したいと思っております。
ともあれ私は、園長としての仕事は今回が初めてです。大阪市民の皆さま、また、来園される皆さま方のご協力をいただき、職員とともに皆さまに愛される「ひとにも動物にも優しい」天王寺動物園をつくってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年4月1日