【獣医室から】陰ながら支えていました


 昨年の11月25日、ホキョクグマのバフィンが待望の赤ちゃんを出産しました。バフィンにとっては初めての子育てで、無事に育てることができるか心配しましたが、バフィンはいい母親ぶりを発揮しています。

 5月25日には生後6カ月を超え、天王寺動物園の100周年を明るくしてくれると期待を集め、皆さんに選んでいただいたモモ(百々)という名前の通り、バフィンの愛情と来園者の笑顔に包まれて元気に育ち、放飼場を縦横無尽に走り回ったり、プールに飛び込んでは泳いだりしています。

(下村 幸治)

 

12月4日(監視カメラの映像)

12月4日(監視カメラの映像)

小さな小さなモモを大切に抱いています。真ん中の白い部分がモモの顔です。

2月6日(監視カメラの映像)

2月6日(監視カメラの映像)

すでにおてんばなモモが、外のゴーゴに興味を示しバフィンは制止するのに苦労していました。

3月9日

3月9日

初めてモモと放飼場へ。バフィンは警戒するより久しぶりの外を満喫していました。

3月12日

3月12日

展示を開始して間もない頃は、お客さんから見えにくい場所で授乳をすることが多かったです。

3月26日

3月26日

モモを誘導する時は、モモが気に入る物で気を引き誘導していました。
バフィン
が誘導できるように枝の用意もしました。

3月28日

3月28日

プールでの泳ぎの練習。バフィンは枝で遊んで見せて、
モモ
がプールに来るように誘っていました。

3月29日

3月29日

前日の3月28日、123日齢でとうとう泳げるようになりました。
プールの水はそれまでは浅くしていました。

6月8日

6月8日

モモも成長し、バフィンもお母さんとして成長しながら愛情を注いで子育てをしています。
モモ
は餌も食べるようになり、泳いだり、独りで遊んだりもするので
バフィン
の負担はかなり減りました。


 

 

PAGE TOP