4月1日に天王寺動物園に若い雄のカバがメキシコからやってきました。
天王寺動物園ではカバの繁殖が長い間ありません。海外から来てくれたことで日本の動物園にとって血統的にも貴重です。まだまだ繁殖は先ですが新しいカバに待ち望むものは体の大きさもさるものの大切に育てていきたいと思います。
(上野 将志)
◆4月1日
搬入作業では新しいカバが興奮のあまりなかなかカバ舎に入らないのではないか心配していましたが、あっさり入ってくれたのでほっとしました。
5月10日
飼育員の手からも餌を食べてくれるようになりました。 繰り返し行うことで飼育員とよい関係ができあがってきました。
5月18日
寝室のプールが深くてカバは潜っていました。飼育員とカバが関係をとりやすくしたかったので水位を下げてお互いが見えやすくしたところ、カバには不安な気持ちにさせてしまいました。しかし時がたち、ようやく落ち着き、このように気持ちよさそうに寝ることもありました。
6月25日
カバも落ち着いてきて餌もよく食べるようになりました。少し小柄なので大きく育ってもらいたいです。
カバは少しの環境変化で警戒心が増す傾向があるため寝室や展示場の移動をいつでも安全にどんな場合でも安全にできるように練習しました。少しずつ段階を踏んで慣れさせることが大切です。
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