ラクダと筆者
私は幼少の頃、山や川そして動物園などで生き物にふれあう機会が多くあり、いつの頃からか飼育の道を目指し現在に至ります。
神戸どうぶつ王国では「花と動物と人のふれあい共生パーク」をテーマに自然の環境に近づけた空間で、多くの動物を近くで観察できるだけでなく、給餌やふれあい体験など動物と接する機会も多くあります。動物たちを実際に触ってみないことには、肌触りや体温、毛の感触などを感じることができませんが、動物たちが人を怖がっていると近づくこともできません。そこで、普段からの飼育管理でスタッフは動物の近くにいること、接することを心掛け、人がいても安心して採餌や休息できる環境作りを行っています。その結果、動物たちが調子を崩したりした場合でもストレスを最小限にしてチェックしたり処置することができ、動物たちもお客様が近くにいても自分たちのペースで落ち着いて過ごしています。そのような環境下で、動物たちとお客様とのふれあいの時間を過ごしていただき、驚きと発見を私たちと共有しませんか。
私が小さかった頃に比べ、自然や生き物たちとふれあう機会が少なくなってきたように思いますが、動物園や水族館に足を運べば多くの生き物たちを近くに感じ、時にはふれあいを通じてもっと身近に感じられる機会があります。
動物たちとの接し方やお話など皆様と動物との懸け橋になるべく私たちはここにいます。動物園や水族館には常に動物たちと過ごすスタッフがいます。そして実はスタッフたちも結構話好きが多く、中にはかなりマニアックな人もいます。
動物園や水族館に足を運ばれた際には、ぜひそこで働くスタッフたちにも声を掛けてみてください。今まで知らなかった世界(発見)が待っているかもです。そして、もっと動物たちのことを身近に感じてほしいと思います。
カピバラとのふれあい
ハシビロコウ
(なかがわ だいすけ)