①　八木　順子

ホッキョクグマ　ゴーゴ

アドベンチャーワールドに出張中のゴーゴです。
繁殖成功の立役者です。

優しく、少しずつ意中のバフィンさんとの距離を詰めて行き、モモという可愛い命を授け、颯爽（さっそう）とアドベンチャーワールドに旅立ちました。格好良過ぎます。
もちろんアドベンチャーワールドでも大人気なのですが、ファンにとっては1日も早いゴーゴの帰還を望むばかりです。

②　古屋（こや）　美千代

ホッキョクグマ　イッちゃん

おもちゃは基本的に２つ持ち、プールが浅いとハイテンション。

日々、楽しく、賢く、お茶目に遊ぶイッちゃんです。

このシーンでは、思わず笑いが起きました。

猛獣とは思えぬ愛らしさ、イッちゃんらしさがあふれるお気に入りの1枚です。

イッちゃん、早い時期にお母さんと離れ、はるばる大阪に来てくれてありがとう！

③　川口　陽子

ブチハイエナ　レイ

「ハイエナのような」という言葉や死肉をあさったりライオンの獲物を横取りするイメージが強いからか悪役のキャラクターで描かれがちなブチハイエナですが、レイ君を見てください！

クリクリの目、大きな耳、こんなにも愛らしいお顔をしているんです。

パートナーの愛ちゃんを遠慮がちにひょっこり覗（のぞ）き見たり、テンション高くプールではしゃぐ様子も必見です！

④　松宮　紀子

コアラ　そら

そらは今年春に初めて屋外に出た頃はまだユーカリの木にうまく登れませんでしたが、日に日にコアラらしく成長していきました。でもそんなコアラな暮らしは１カ月間だけで、

そらは６月末アジアの動物園に繁殖目的で出園しました。今度はそらが父ちゃんになって子どもと一緒にまた帰ってくるのを待っています！

⑤　饗場（あいば）　優子

クロサイ　サミア

昨年幼くしてドイツからやってきて、初めのうちは寂しくてニーニー鳴いていたけれど、天王寺にもすっかり慣れて今はハズバンダリートレーニング※1にも励んでいます。乙女なのにガサツな性格、大きな耳がチャームポイントです。

⑥　井上　和代

アムールトラ　センイチ

2008年4月撮影。故アヤコさんと対峙（たいじ）した後で、遠くからでは「なんてことなかったよ」という感じに見えていました。でも写真でよく見てみると、アヤコさんにやられたであろう引っかき傷が鼻にできています。

センイチが赤ちゃんの頃から成長を見守ってきたファンが全国にたくさんいます。これからも元気に暮らしていってね。

⑦　エンリッチメントの紹介

展示では個人の作品と併せ、飼育員さんが取り組んでおられる環境エンリッチメント※2のコーナーも作りました。多くの方にエンリッチメントのことを知ってもらい、今後もさらに動物たちの暮らしがよくなるようにと願っています。

※1　ハズバンダリートレーニング
動物の自発的行動を発現させるような飼育方法を用いて、飼育者が望む行動を飼育動物に発現させるためのトレーニング。動物を長期的に健康的に、なおかつ人も安全に飼育することを目的としている。

※2環境エンリッチメント
動物福祉の立場から､飼育動物の「幸福な暮らし」を実現するための具体的な方策のこと。

（編集部注）写真展「天王寺で暮らすどうぶつたち」は2016年10月14日（金）～10月30日（日）まで展示室で開催しています。