オープンしました!

 

 みなさん!『テンジクネズミ』ってどんな動物か知っていますか?ネズミ…??

 では、『モルモット』は聞いたことありますか?

 実は両方同じ動物のことを指しています。ヒツジやヤギのいる広場の一角を再整備して、『テンジクネズミ(通称モルモット)』とふれあえる場所ができ、昨年の10月から「ふれあいコーナー」がオープンしました。

 最初に動物の説明とさわる時の注意点をお話した後、1匹ずつかごに入れてお渡ししてふれあっていただく、15分ほどのプログラムになっています。雄よりはおとなしいからということでふれあっていただくのはすべて雌なのですが、最近はかごから脱出しようとする子たち続出で・・・。今動物園にいるのは真っ白一色と黄土色一色の2種類なのですが、なぜか脱出しようとするのは決まって黄土色の子たち。なぜでしょう?

 プログラムの後半には、命の大切さなどのお話もさせてもらっています。毎日動物にかかわっている私たちだからこそ、みなさんにお伝えしたいメッセージがあります。

 詳しい内容はあえてここでは書きませんので、ぜひ動物園に足を運んでいただいて、かわいいテンジクネズミたちとふれあってみてください。お待ちしています!

テンジクネズミ

(中島 野恵)

 

 


 

ワンポイントガイド初心者

 

  飼育係になって早いもので8カ月が経ちました。日常の作業は失敗しながらでも、それなりにできるようになりました。しかし、未だに慣れない作業が一つだけあります。それはお客さんの前で行うワンポイントガイドです。最初の頃は先輩がやっているところを見てメモをとり、必死で覚えようとしました。自分の中では、まだすぐにやることはないだろうと余裕を持っていましたが、主任に「やってみようか」といきなりいわれ、「えっ、ウソやろ、なんて無茶ブリする主任なんや」などとこんなことを思ったのを今でも覚えています。

 結局、初めてモモイロペリカンのガイドをした時は、頭の中が真っ白になり、何をしゃべったのか全く覚えていません。その頃は先輩がやっているのを真似すればいいのだと思っていました。しかし、いざ自分がやってみると全然うまくできませんでした。すると主任が「友達にしゃべるような感じでやってみぃ」とアドバイスしてくれたので、その次はそれを心掛けてやってみました。そうしたら、初めてお客さんから拍手をもらえました。もううれしくて、うれしくてたまりませんでした。それからは回数をこなすごとに、ペリカンの性格や特徴を大阪ならではの笑いを交えてのガイドに挑戦しています。

 今、私の担当動物はアジアゾウ、モモイロペリカン、コクチョウ、キジ類そして“鳥の楽園”の鳥たちです。これらの動物たちをもっと、もっと皆さんに知ってもらえるように一人でも多くのお客さんに足を止めていただき、耳を傾けてもらえるような私にしかできないガイドをしていきたいと思っています。

 

モモイロペリカン

 

(長谷川 真登)

 

 


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