最近のレッサーパンダ舎の様子


  レッサーパンダ舎に、新しい雄のメルが来て、もしかして今年こそは繁殖もあったりするかも・・・と期待しつつ、いつの間にか春が過ぎ、シュウナメルはケンカはしないけど、じゃれあうこともなく夏を迎えています。
それにしても暑い日が続きます。レッサーパンダも、冷房が効いた室内展示でグデ~ンと寝そべることが多くなっています。それでも、お客様は「かわいい~」と言ってくれており、ありがたいことです。

 さて、今回はレッサーパンダ舎で、ちょっと手を加えた場所をご紹介します。

 メルは屋外展示場に出た初日から、木に登って一番上のほうに隠れてのんびりくつろぐのがお気に入りのようです。ただ、木の茂みに入ると、お客様からは見えにくくなることがあり、なにか高い位置にいるところを展示できないものかと考えていました。そんな折、長めの止まり木が手に入りました。メルは高いところが好きなようなので、垂直に立てようかと思ったのですが、レッサーパンダ舎の屋外展示場は周りをガラスで囲んでいるため倒れた場合に危険です。そこで、できる限りガラス面に近づけるように横に伸ばしてみました。角度をつけ、外からはガラス越しではなく見えるようになっています。

最初に設置したケヤキの止まり木

最初に設置したケヤキの止まり木

 設置後、メルがすぐに先端まで行ったのは、我々も思った通りなのですが、シュウナも高い場所でも気にせず利用したのは想定外でした。やはり、レッサーパンダは樹上生活者だったということですね。枝の端におやつを置く場所を付け、おやつタイムの時に利用することにしました。

 とはいえ、今回止まり木にしたのはケヤキで木肌がボロボロと剥がれてきます。そうなると、爪の掛かりが悪くなります。条件が良い木があればガラス面より前に出したいと考えていたので、クヌギかアベマキのようなコルク層が厚い木はないかと探していると、短めながら数本利用できる木を入手。それを組み合わせて、第二弾のおやつを食べる場所を設置しました。偶然ながら、測ったようにガラス面の真上、ほぼ外にいるような手が届きそうな位置に先端がきました。できればガラス面から外にまで張り出したいのですが、物事には順序があるので、しばらくはこの位置でおやつを与えています。

 

第二弾として設置したガラス面の真上まで張り出した止まり木

第二弾として設置したガラス面の真上まで張り出した止まり木

 時々、お客様から「外に出ないのですか?」と質問されます。正直なところ、わかりません。「お陰様で今のところ逃げ出したことはありません」とお答えしています。ついでといっては叱られそうですが、シュウナ用にも切り株を設置しました。

樹上でおやつを食べるメル

樹上でおやつを食べるメル

 シュウナは下でリンゴ、メルは上でお芋さん。今日も2頭はご機嫌よろしくおやつを食べています。

 

(早川 篤)


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