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天王寺動物園では、フンボルトペンギンとオウサマペンギンの2種類のペンギンを飼育しています。大きい方のオウサマペンギンが昨年に続き、今年も産卵しヒナが孵化(ふか)しました。親に子育てをしてもらう自然育雛(いくすう)で育てていたのですが、残念ながら孵化(ふか)後8日で死んでしまいました。今回はオウサマペンギンの産卵から抱卵中、孵化(ふか)後の様子をお伝えしたいと思います。 (大城 賢次) ※写真をクリックすると拡大して見ることが出来ます。 6月22日4月25日に産卵したオウサマペンギンの抱卵交代は最初の1回のみで、そのあとは交代することなく、雄が卵を温めました。抱卵中は同じ場所にいるため、周囲が糞尿(ふんにょう)で汚れているのがわかると思います。 6月28日元気の良いヒナで、親の足元に飛び出してくることがあっても、親が上手に嘴を使い元の位置に戻してあげていました。写真は、育雛(いくすう)の確認のためにビデオ撮影していた映像から切り取ったものです。 7月2日孵化(ふか)から8日目にヒナが死んでしまいました。 前日までは変わった様子もなかったので、みなさまに見ていただくことを楽しみにしていましたが、たいへん残念です。 次の繁殖シーズンには新たなヒナが生まれ、順調に育ってくれることを願っています。
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