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現在ゾウ・鳥類担当班で飼育しているニワトリのマサヒロ。ゾウ担当者たちと共に園内を移動する姿がとても人気を呼び密かな人気者になっています。 希少価値なし、でもみんなを笑顔に変えるニワトリ「マサヒロ君」の日常をご紹介します。 (西村 慶太) ※写真をクリックすると拡大して見ることが出来ます。 役目を終えたマサヒロでしたが、担当者たちが日常からよくさわっていて、とてもなれていたことに注目しました。今の子供たちはほとんどニワトリを見る機会がなく、鳥を近くで見て触れて学ぶ存在として家禽のニワトリは相応しいのではとマサヒロの活用を思いついたのです。 日常業務で手がいっぱいの私たちにマサヒロをトレーニングする時間はありません。できることは、ただ一緒にいることでした。きちんと検便を済ませた後、業務に支障の出ない範囲で色々な作業や場所をマサヒロと共に過ごしました。 貴重で高価な動物?いえいえ、何の変哲のない卵を採るためのニワトリの品種の雄なのです。人間の決めた希少価値と人を笑顔にすると力は、時として無関係なのかもしれません。ただ人と一緒にいる、それで充分。野鳥ではなく、昔から人と共に過ごしてきたニワトリだからこそできることなのかもしれません。
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