目からウロコが落ちたA
柱の脚を持つカメたち


 カメの仲間には泳ぐことをやめ、陸上で生活をするリクガメ科のカメたちがいます。手足に水かきを持たず、柱のような脚で歩き回るカメたちです。

 私たちにしてみれば特に不思議な動物ではなく、存在自体に疑問を持つこともありませんでした。
しかし、リクガメを見て驚くお客様の会話を聞いて、その認識を改めました。私たちのいる日本には水中に暮らすカメしか身近におらず、リクガメを初めて目にするお客様にとっては、水に入らないカメの存在は不思議なものだったのです。乾いた土の上で、シワだらけの首や手足を伸ばして休むカメの姿はさぞかし気の毒に見えたことでしょう。

 このようなお客様の声をヒントに、リクガメの説明の時には脚や暮らし方の違いを取り入れるようになったのです。

アルダブラゾウガメ

アルダブラゾウガメ

 爬虫類(はちゅうるい)生態館(アイファー)では大きなアルダブラゾウガメやインドホシガメなどのリクガメの仲間から、海に暮らすタイマイまで様々な環境で暮らすカメたちを観察することができます。そんな時は「かめ」のひと言で終わらせず、脚の違いにも注目してみてくださいね。

(西村 慶太)