私がオランウータンの担当になって出会ったモモコ、ミミ、サツキ、3人のオランウータンを写真で振り返ってみたいと思います。
(上野 将志)
モモコ
1986年11月14日にサツキの子どものサブのお嫁さんとして、宮崎市のフェニックス自然動物園から来園しましたが、サブとの間に子どもができないまま、サブは2007年8月24日に先立ち、2009年3月2日に来園したミミとの間にも子どもができず、2011年7月26に子宮筋腫の手術の後、亡くなりました。とても人慣れしていて優しいオランウータンでした。
愛らしいモモコ
棒で遊ぶモモコ
ミ ミ
2009年3月2日から2012年9月18日までの短期間でしたがサツキとモモコとの間で繁殖を試みるため神戸市立王子動物園(所有者は豊橋市総合公園)から来園しました。サツキは妊娠したものの、死産に終わり、結局、子孫を残すことなく、王子動物園の前に飼育されていた福岡市動物園に戻って行きました。
仲が良かったミミとサツキ
ミミに交尾を促すサツキ
サツキ
1970年に来園以来、天王寺動物園で42年以上暮らしてきたサツキ。その間、死産を含め4頭の赤ちゃんを産みましたが、成育したのは1986年に生まれ人工哺育で育ったサブだけでした。そのサブも2007年に母親より先に亡くなりました。ミミが出園した後も新たな雄を迎え入れ、高齢出産を目指していましたが、今年9月25日に亡くなりました。
道具を使うサツキ
餌をおねだりするサツキ
しょうが湯を飲むサツキ
消防ホースで作ったブランコで遊ぶサツキ
2012年6月15日発行のTogetherの1面を飾ったサツキ (2012年6月4日撮影)