夜行性動物舎の動物たちパート2


 昨年の8月号で夜行性動物舎の動物の紹介をしましたが、今回はそのパート2。日本では天王寺動物園でしか見られないキーウィ、新たに加わった動物や赤ちゃんが生れた動物などを紹介します。かわいい動物がたくさんいますので、ぜひぜひ観察してください。

 

(写真・文:辻本 英樹)

 

 

ホンドタヌキ:ネコ目 イヌ科

ホンドタヌキ:ネコ目 イヌ科

日本の本州・四国・九州に生息する亜種で、北海道には別亜種のエゾタヌキが生息。今、展示室では3頭のホンドタヌキを展示しています。

カヤネズミ:ネズミ目 ネズミ科

カヤネズミ:ネズミ目 ネズミ科

ヨーロッパからシベリア、朝鮮半島、日本、南は中国、台湾、東南アジアまでに生息。昨年10月に富山市ファミリーパークから譲り受けたものが、イネ科植物の葉を使って小さな球形の巣を自分で作って繁殖しています。日本に生息するネズミの仲間では最も小さくてカワイイですよ。

ツユビハリネズミ:モグラ目 ハリネズミ科

ヨツユビハリネズミ:モグラ目 ハリネズミ科

西アフリカから中央アフリカに生息。新たに昨年の11月に夜行性動物舎の仲間に加わったハリネズミです。他のハリネズミと異なり後ろ足の指が4本しかないのでヨツユビハリネズミといいます。食欲旺盛で餌を食べている様子が見ることができます。

フクロモモンガ:フクロネズミ目 フクロモモンガ科

フクロモモンガ:フクロネズミ目 フクロモモンガ科

ニューギニア・オーストラリア北部・東部・タスマニア島に生息。現在、展示室では昨年7月に赤ちゃんが生まれ5頭になりました。最近はTVにもよく出ていて、ペットとしてもよく飼われています。

アライグマ:ネコ目 アライグマ科

アライグマ:ネコ目 アライグマ科

北アメリカから南アメリカに生息。日本には本来生息していませんが、最近は都会の民家でも見られるようになり人間に危害を加える為、特定外来種動物に指定され、最近はメディアにもよく取り上げられています。しかし、もともとはペットとして飼われていたのでカワイイです。

キーウィ:キーウィ目 キーウィ科

キーウィ:キーウィ目 キーウィ科

ニュージーランドの国鳥で、日本ではここ天王寺動物園でしか見ることができない貴重なキーウィです。現在、雄1羽しか展示していないので、なかなか姿を見せませんが、餌を食べている姿を目撃できるかも。