今年もフンボルトペンギンのヒナが誕生しました。 フンボルトペンギンは、産卵後30〜40日で孵化し大きくなります。でも親に押しつぶされたり何かの拍子に巣の外に出て凍死したりして、危険がいっぱいの中60日から100日近くかけて親から餌をもらってプールデビューを果たすのです。
ヒナは、親のように目の上から白い線や胸の黒い線はなく白黒の境目がぼやけていて翌年に換羽し親の柄へと変わっていきます。
それからは自分で餌を獲らなければなりませんが、ヒナの間は、時々、親に寄り添って甘えている姿が見られます。 そんな姿を今見ることができるのです。
撮影・文:芝野 利夫