爬虫類生態館アイファーには、爬虫類、両生類、魚類、水生昆虫など多くの動物を飼育展示しています。今回はその一部の顔をアップにして紹介します。 全体を知りたい方は、ぜひアイファーにお越しください。

(撮影・文:岡田 博之)



■ミシシッピーワニ
アイファーに入ってすぐのところにあるアメリカの温帯湿地エリアで展示しているアリゲーター科のワニです。名前のとおりミシシッピー川流域に生息しています。ワニの仲間にはアリゲーター科の他に、クロコダイル科、ガビアル科があります。

ミシシッピーワニ

 

■ワニガメ
同じくアメリカの温帯湿地に棲むワミツキガメ科の仲間です。甲羅の長さが最大80cmにもなる大型のカメで、強い顎を持つのが特徴です。怪獣映画「ガメラ」のモデルになったとも言われています。

ワニガメ

 

■口を開けたワニガメ
野生では餌である魚を求めて水中を移動していますが、魚をおびき寄せるために、口を開け、舌にある肉質のミミズのようなひだを動かして、じーっと待つこともあります。

口を開けたワニガメ

 

■トウブハコガメ
北アメリカに棲むヌマガメ科の仲間です。ハコガメの仲間は、背中の甲羅がドーム状に盛り上がっているのが特徴です。より特徴的なのが、普通のカメと違って、お腹側の甲羅が折れ曲がり、頭、前足、後足、尻尾が甲羅で完全に隠れるところです。

トウブハコガメ

 

■フトアゴヒゲトカゲ
オーストラリアに棲むアガマ科の仲間です。全長30−50cmほどの中型のトカゲで、興奮すると頭部を上下に振るボビング行動しながら下顎の皮膚が黒くなるのが特徴です。

フトアゴヒゲトカゲ

 

■マツカサトカゲ
オーストラリアに棲むトカゲ科の仲間です。名前の由来はウロコがマツカサ(松ぼっくり)に似ているからです。特徴は、頭と同じ形をした尻尾を持っていることで、外敵に頭を狙われにくくしていると言われています。

マツカサトカゲ

 

■ヒョウモントカゲモドキ
インド北西部からイランの荒地や草原に生息するヤモリの仲間です。名前のとおりネコ科のヒョウの文様に似ている柄をしています。トカゲモドキは、ヤモリの仲間でありながらトカゲに似ているという意味で付けられています。

ヒョウモントカゲモドキ