球根ベゴニアの種の採り方!

 菊は宿根草で、冬季に地上部は枯れますが、その根元付近に新たに発芽して、再び生育を始めます。その発芽した芽は冬至のころに出ることが多いので冬至芽とよばれます。その冬至芽を越冬させて秋に向けて栽培します。
 小菊の栽培では秋に楽しんだ菊鉢からの根分けが簡単に行うことができますが、よりよい苗をつくる方法として8月のお盆を過ぎたころに挿し芽を行い、その苗を親株として冬まで育てて発芽した冬至芽を育てます。また、多数の苗を確保するのにも適しています。
 この挿し芽による方法での冬の栽培について簡単に説明しましょう。

(伊勢 貴宏)


* 管理する場所はフレームに入れて管理すると理想的ですが、日当たりのよい軒下などでも良いでしょう。寒風はよしずなどで避けます。また、霜がかかりそうならダンボールなどで夜間のみ覆っても構いません。
* 水遣りは鉢が乾いていれば午前中にします。夕刻では凍結の恐れがあります。
* 肥料(乾燥肥料)は1月下旬ころから月2回程、4号鉢なら大さじ1杯、8号鉢なら大さじ2杯程度を鉢の2、3ヶ所に分けて施します。
* 病害虫については低温のため発生しにくいですが、フレーム内ではまれにアブラムシが発生するため月1回程度薬散をします。