動物園の倉庫の中で保管されているたくさんの貴重な骨格標本や剥製(はくせい)。こんなステキなものが、倉庫でただ眠っているのはもったいない!!これを、動物園に来られるみなさんにも見てもらいたい!!6年ほど前に、ボランティアのそんな想いから、『ホネの動物園』は始まりました。

(文・写真:中島 野恵)




 
動物たちの本物の骨を間近で見たり触ったりできる貴重な機会。ボランティアによる解説つきです。
 
こんな機会はめったにないので、興味津々。

 

どこが違うかな?
●ライオンの歯は、肉をかみちぎるためのもの。
●ライオンの目は、えものを見つけやすい目。
  ●シマウマの歯は、草をすりつぶすためのもの。
●シマウマの目は、敵を早くみつけることができる目。
 
肉食獣(ライオン)の頭骨
草食獣(シマウマ)の頭骨

 

 
動物の角には、毎年はえかわるものと、一生のび続けるものがあります。
 
コウモリにも、ヒトと同じようにろっ骨や指の骨があります。見た目は全然違うのに、やっぱり哺乳類なんだ!

 

 
体の大きいカバは、目も歯もすごく大きい!
 
キリンの首の骨は何本かな?・・・では、ヒトの首の骨は何本かな?

 

 
サイの角は、ヒトでいえば髪の毛やツメのようなもの。この角をとるために、たくさんのサイが密猟され、殺されてしまっています。