観葉植物や洋ランの原産地は熱帯から亜熱帯なので、日本では暖かい場所でないと冬越しができません。しかし、一般家庭では、なかなか理想的な場所はありません。できれば普段人が生活している部屋に置くようにしましょう。つまり、人間も寒さが苦手、部屋を暖房するので、寒さに弱い植物にとっても快適な条件になるわけです。
 イラストに示したように他にもいろいろな簡易保温の方法もありますので、寒い冬を乗り切りましょう。

(管理課:森岡 伸晃)

 低温で冬越しできるもの
         
(1) 暖かい部屋に置く、熱を出す電気器具が多い居間が最適。
(2) ダンボール箱をかぶせ、毛布か布団で覆う(中にビニールを敷くとよい)。

(3) スチール製の本棚に入れてビニールで密封する。

 中から高温で冬越しするもの
         
(4) 室内温室(ワーディアンケース)に入れる。パネルヒーターやサーモスタットなどをセットすればさらに安心。
 
  (5) 蛍光灯などの照明器具で保温する。 葉焼けするおそれがあるのでライトはあまり近づけない。
  (6) 水槽で保温ケースを作り、蛍光灯を取り付ければ日光不足も解決できる。