世界動物園水族館協会総会に出席した際、開催園のライプチヒ動物園を見学する機会に恵まれました。私自身、1978年にヨーロッパの12の動物園を見学した時、有名な東ドイツ(当時)のライプチヒ動物園もぜひ訪問したかったのですが、その時にはかないませんでした。今回、28年ぶりにその夢が実現したのですが、本当にすばらしい動物園でした。広大な放飼場と大きな屋内展示場を有したアジアゾウ舎、ここではなんと水中での展示も行っています。ゴリラやピグミーチンパンジー(ボノボ)、オランウータンを展示する新しい施設ポンゴランドは類人猿が退屈しないように環境エンリッチメントの工夫が随所にされています。アフリカサバンナゾーンでは緑たっぷりの草原を再現し、ハイエナやダチョウにはかわいい赤ちゃんが。開園して128年、長い歴史と伝統とともに新しい時代の動物園づくりを進めている動物園でした。
写真と文 : 宮下 実

ポンゴランドの観覧風景
動物園正門
 
古式豊かなメガネグマ放飼場
   
ピグミーチンパンジー(ボノボ) チンパンジー放飼場
ポンゴランドの観覧風景
 
ピグミーチンパンジー(ボノボ)
   
サバンナのブチハイエナ展示場 オランウータンの展示場
チンパンジー放飼場
 
サバンナのブチハイエナ展示場
   
 
オランウータンの展示場
 
アジアゾウの放飼場
     
展示施設にマッチした売店