平成7年4月以降、最近10年間の新しい展示は、いずれもZOO21基本計画に基づき、生態的展示手法を用いています。すなわち動物の生息地の風景を再現してその中で動物たちを展示することにより、見る人に動物たちの故郷にいるような感じを抱いてもらうことを狙っています。同時に、動物と動物を取りまく様々な状況を解説するサインは単なる説明板だけでなくレプリカなどを用いたり、デザインに工夫が凝らしたりしており、生態的展示の臨場感とともに楽しみながら、動物と環境について、さらに深い理解をしてもらえるようになっています。
写真・構成:高橋 雅之