1915年に開園以来、大正、昭和、平成と3つの時代を市民とともに歩んできた天王寺動物園の歴史を振り返り、特に昭和中ごろまでの動物、入園者、施設が分かる写真を選りすぐって、ご紹介しましょう。

 (写真構成:飼育課 宮下 実)

斃死動物追悼法会で
動物代表で焼香するゾウの団平
(1922年10月1日)
ウグイスの鳴き合わせ会で
美声を楽しむ入園者
(1921年頃)

混雑した園内を歩くゾウの常盤
(1930年頃)
納涼夜間開園で涼しさと動物を楽しむ
入園者(1934年頃)

戦時中の動物園の防空演習。
ガスマスクをして実践さながら。
(1940年頃)
戦後初の海外からの動物、
ゾウ春子の到着に大歓迎の沿道の市民
(1950年4月14日)

たくさんの入園者で混雑する園内。
中央の人だかりはゾウの常盤を
取り囲む人の輪(1930年代)
交通安全の啓発に一役かう
チンパンジーのシュジー
(1955年頃)

ゾウの目方を量る会での体重測定風景。
ゾウ舎の周りには見学する人で一杯。
(1956年5月)