第30回サマースクールが7月21日から28日まで
2日の中休みを除いて6日間、開催されました。
今年からは昨年までは2日間のコースを1日完結型に変更して実施しました。
そんなサマースクールの1日をのぞいて見ましょう。

構成:峰本 昇二


さあ、開校式です。
「皆さんは多くの応募者からえらばれました。今日1日、しっかりと動物の勉強をして下さい。」と園長先生からお話を聞きました。
いよいよ、飼育体験の始まりです。「君たちは、ヤギ・ヒツジ舎のお掃除です。フンを残さないようにしっかりと掃いてください。」

「はい、ゾウさんのお部屋のおそうじです。夜の間にしたフンをスコップですくいます。」
「1日に80kgから90kgの餌を食べるので、糞も60kgぐらい出します。」
「コアラは調子が悪くなると自分で餌のユーカリを探して食べなくなるので、食べそうなユーカリを口元に持って行って食べささせるんだよ。」

「わあ、キリンの舌は黒くて、長いんだ。」
「そうだよ。この舌でとげのあるアカシアの枝も巻き込んで、食べてしまうんだよ。」
昼からは標本を使ってのお勉強です。
「サイの角は皮膚が変化したもので、ずっと伸び続けます。中に骨はありません。」

 
標本のお勉強が終わったら。フェルトボール作りです。
「天王寺動物園のヒツジの毛を丸めてフェルトのボールを作ります。」