バラの害虫と病気

 天王寺公園では、5月上旬から10月頃まで、バラの花を見ることができます。バラの花をきれいに咲かすには、色々とたいへんで、虫に食べられたり、つぼみのままで、倒れたりすることがあります。今回は、バラにつく虫や、病害について説明します。



 まず、虫は色々といますが、バラに、つきやすいのは、ハダニ、カミキリムシ、バラソウムシなどです。まずハダニは、5月から10月の乾燥期に、発生しやすく、葉の色が、悪く葉の裏側に、赤い点状になって見えるのが特徴です。また、バラソウムシは、新芽が曲がったり、花弁に傷をつけたりします。虫に対しての防除法としては、殺虫剤を散布します。


次に、害虫については、黒点病、うどんこ病、ベト病、根頭がんしゅ病があります。黒点病は、下葉から、黒褐色の斑点が出て、進行していくにつれ、だんだん黄色くなり落葉します。また、根頭がんしゅ病は、根に大きなコブ状のものができ、株の生育が悪くなり、しだいに弱り枯れていきます。
病害の防除法は、殺菌剤を、散布します。病害を防ぐためには、散布の回数を、2週間に1回の割合でおこないます。

(管理課 森岡 伸晃)